裁量労働制の残業代について

裁量労働制とは、労働時間と成果、成績が必ずしも一致せず、比例の関係とは言い切れない業種に採用されるもので、

労働計算の時間を実際に働いた労働時間を適用するのではなく、社内で事前に決めておいたみなし労働の時間で行うというのが裁量労働制となっています。

最大の特徴はこの時間からこの時間までという労働時間の縛りがなくなり、成果物などで評価されるというものです。

クリエイターなどがこうした働き方をしています。

こうした裁量労働制で働くには、労働組合などと会社側が協定を結び、導入することになります。

ここでは様々な規定を設けることになるため、そこで決まったことは労働基準監督署に知らせなければなりません。

とはいえ、どこの業種でもできるというものではなく、新聞記者や編集員、システム開発などの分野に限られます。

気になる裁量労働制の残業代についてですが、

裁量労働時間制においても、みなし労働時間が法定労働時間(1日8時間、週40時間)を超えた設定時間であれば、その超過した分の残業代は発生します。

注意して頂きたいのは、みなし労動時間が8時間で、実労働時間が10時間という場合では8時間労働とされ、残業代は発生しません。

このとき問題となるのは、実際に働いた時間とみなし労働時間がかなりの差がある場合です。

こうしたケースが多く、裁量労働制の大きな問題となっています。こういった場合は会社側に交渉しましょう。

ただし、深夜労働(22:00~5:00)においては割増賃金となり、休日出勤に関しても同じです。

未払いの場合はしっかりと請求をしましょう。

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